ケルヒャー高圧洗浄機のサイレントシリーズは、K2からK5まで4種類あります。
これから初めて高圧洗浄機を購入する方向けに、初心者でも分かりやすい機能比較を行いました。
上位モデルのK4やK5になると水圧が高くなり、洗浄効果がより効率的になりますが、その分価格が高くなります。
まずはケルヒャーを試してみたい！というユーザ向けに取り扱いやすいモデルの比較を行いました。
サイレントシリーズは通常の製品より、騒音が大幅にカットされています。自宅の床面や壁面を洗浄する場合、ご近所への騒音の影響を抑えられます。さらにテラスクリーナーＴ5と組み合わせれば、より周辺環境への影響を抑止できます。
利用したいシーンや汚れ具合などを考慮して、最適な製品の購入の参考にしてください。
主なスペックと機能の比較
ケルヒャーサイレントシリーズの主な製品スペックと標準装備や機能の比較表です。
サイレントシリーズは通常の製品と比較して、約50％も静音性が向上している機種です。
より静かに洗浄でき、高水圧を吐出できるのでオススメです。
＜共通仕様＞
・ノズル収納ホルダー有り
・溜め水吸水機能有り等
| 性能(スペック) 付属アクセサリ | K2 サイレント | K3 サイレント | K4サイレント ホームキット | K5サイレント カー&ホームキット |
|---|---|---|---|---|
| 最大許容圧力(Mpa) | 10 | 10 | 11 | 12 |
| 吐出水量(L/h) | 360 | 360 | 400 | 430 |
| モーター出力(k/w) | 1.25 | 1.30 | 1.35 | 1.4 |
| 質量(kg) （本体のみ) | 5.8 | 10.3 | 14.4 | 16.6 |
| 寸法(mm) (長さ×幅×高さ) | 538×293×303 | 331×286×563 | 349×427×867 | 349×426×878 |
| 高圧ホース(m) | 8 | 10 | 10 | 12 |
| バリオスプレーランス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| サイクロンジェットノズル | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| テラスクリーナーT5 | × | × | 〇 | 〇 |
| 水冷式モーター | ×(空冷式) | 〇 | 〇 | 〇 |
| 回転ブラシ | × | × | × | 〇 |
| 洗浄剤散布 | × | × | 〇 | 〇 |
| ユニバーサルクリーナー | × | × | 〇 | 〇 |
| 定価 | 29,480円 | – | 61,380円 | 71,280円 |
各スペックと機能の詳細
- 最大許容圧力(Mpa） 水圧が最大どれだけ出力できるか、という指標です。数字が多ければそれだけより強い水圧を出力することが可能です。
- 吐出水量(L/h) 1時間あたりに吐出(放水）できる水量です。数字が多ければ、それだけ1時間あたりの水量が多くなり、洗浄力が高くなります。
- モーター出力(k/w) モーターが出力する仕事量の大きさを表します。数値が高ければ、より強力な仕事量が期待できます。
- 重量(Kg)と寸法 重量が軽く小型であれば、取り回しが楽にできます。一方で、サイズが大きく更に重さがあると、安定した作業を行えます。
- テラスクリーナーＴ5 テラスクリーナーＴ1の後継機。水はねを防ぎながら、床面や壁面の洗浄を行えます。ケルヒャーＫ2〜Ｋ5に対応しています。
- 水冷式モーター 空冷式と比べて、耐久性と静音性が向上。しかし、重くなってしまうため、持ち運びには適していません。
- その他の機能については、こちらの記事を参考にしてください。
持ち運びと洗浄力を重視するなら！
Ｋ2サイレント一択になると思います。重量約6kgなので片手でも持てますし、コンパクトに収納できます。
水圧はこれだけあれば、大体の汚れは除去できます。
Ｋ2ホームキットは水圧8Mpaでしたが、十分綺麗に洗浄できています。
テラスクリーナーはセットに含まれていないため、別途単品で購入するのも有りだと思います。
K2サイレントと同等の機種でジャパネットタカタモデルのK2サイレントが発売されています。
こちらの記事も参考にしてください。
ケルヒャー K2サイレントとJTKサイレント、どっちがいいの？
| 性能と機能 | Ｋ2サイレント |
|---|---|
| 水圧（Mpa） | 10 |
| 吐出水量(L/h) | 360 |
| 単体の重さ(kg) | 5.8 |
| 高圧ホース | 8m |
| 静音性(従来比) | 約50%向上 |
| バリオスプレーランス | 有り |
| サイクロンジェットノズル | 有り |
ポチップ
ポチップ
こびりついた汚れをパワフルに落としたい！
頑固な汚れには水圧が最も高く吐出水量の高いK5サイレント カー&ホームキットが適しています。
想定される用途や清掃範囲が最も広範囲なのも魅力的です。
K2〜K5サイレントシリーズの用途・清掃場所を一覧にしました。
| 用途・清掃場所 | K2 | K3 | K4 | K5 |
|---|---|---|---|---|
| ガーデン家具 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 玄関 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| バルコニー・ベランダ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 窓や網戸 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 浴室 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 自転車 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 軽・普通自動車 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| ガーデニング用品 | ー | ー | ○ | ○ |
| 庭・テラス・ベランダの家具 | ー | ー | ○ | ○ |
| フェンスや庭の舗装 | ー | ー | ○ | ○ |
| バイクやスクーター | ー | ー | ○ | ○ |
| 外階段 | ー | ー | ー | ○ |
| 中型の自動車 | ー | ー | ー | ○ |
| フェンスやブロック塀 | ー | ー | ー | ○ |
| 外壁や家周り | ー | ー | ー | ○ |
ケルヒャーK5シリーズは家庭用高圧洗浄機としては最上位の機種であり、上記の表からも幅広い清掃が行えることが分かるかと思います。
K3からK5の機種は耐久性も大幅に向上しています。
清掃頻度が多く、さまざまな用途で洗浄したい場合は、ケルヒャーK5サイレント カー&ホームキットがおすすめ！
ただし、K2でも外壁や家回りアプローチなどの床面が洗浄できないわけではありません。
K5よりパワーは劣りますが、十分洗浄できる場合もあります。
| 性能と機能 | Ｋ5サイレント カー&ホームキット |
|---|---|
| 水圧（Mpa） | 12 |
| 吐出水量(L/h) | 430 |
| 単体の重さ(kg) | 16.6 |
| 高圧ホース | 12m |
| 静音性(従来比) | 約50%向上 |
| バリオスプレーランス | 有り |
| サイクロンジェットノズル | 有り |
ポチップ
まとめ
このほかにも、ケルヒャーK5ホームキットなど、付属品の有無によって様々なバージョンが存在します。
用途によって、最適な機種を選ぶと良いと思います。
静音性のあるサイレントシリーズだけでも、バリエーションが多くあり悩みますよね。初めて使う方はk2サイレントから導入してみて、物足りなさを感じてから、Ｋ3以降を購入しても良いと思います。また、東日本と西日本ではそれぞれ50Hz/60Hz用として区別されていますので注意してください。
